フォトリーディング

―なおくん先生は本当になんでも知ってますよね

 

「広く浅い知識を知ってるだけですよ(笑)」

 

―いえいえ。どんな話題にもすぐに対応できるのは憧れます。

一体どのようにして学ばれたのですか?

 

フォトリーディングという速読法を使って、

本を読んでいます。おそらくそれが一番大きいかなと」

 

フォトリーディングですか。あの、本を超高速で

パラパラとめくるやつですよね。

 

「そうです。フォトリーディングの技術を身に着けておくと、

読書時間が圧倒的に短縮出来るので、

1日に10冊くらいは簡単に読めるようになりますよ」

 

―1日に10冊ですか??!

私なんて、1日に1冊どころか1週間に1冊です。

 

「ですよね。それでも本を読んでいるだけすごいです。

ほとんどの日本人は、本を読む習慣すらないそうですから」

 

―私もフォトリーディングの方法を知りたいです。

どうすればマスターできますか?

 

「毎日、フォトリーディングをやることです。

ブログを書くのが上手になりたければ、毎日ブログを

書きますよね? それと同じことです」

 

―なるほど。実践をするなかで上達してく感じですか

 

「そうです。英語とか、ブログとかと同じように、

『できた』『できない』で分けられるもんじゃないんです。

今すぐにやろうと思えば出来ます。

でも、練習すればするほど、どんどん上手になっていきます」

 

―まずは、なにから始めたらいいですか。

 

「そうですね。キッチンタイマーを5分にセットしますから、

この5分だけで本を全部読み切ってください」

 

―ええっ!!5分で、ですか??

 

「いきますよー、はい。スタート。

5分後に、どんな内容のことが書いてあったか教えてください」

 

―は、はい。

 

(パラパラパラ)

(パラパラパラ)

 

\ピピピピピ/

 

「修了〜〜っ!!!」

 

―ああ、あっという間に5分経っちゃいました。

 

「さぁ、本を閉じてください」

 

―はい。(本を閉じる)

 

「そんじゃー、その本に書いてあったこと。

もしくは印象に残ったこと。

なんでもいいので話してみてください。」

 

―えっと。この本は、

時間についての話っぽかったです。

それから、モモっていう女の子がいて。

時間、銀行っていう単語が出てきて。

ファンタジーのような不思議なお話で。

童話のような感じなんだけど、

なんだか、大人の私もすごく惹きつけられて。

 

「オッケーオッケー。

ほら、5分でも結構読めてるでしょ??笑」

 

―あはは。本当ですね。なんか、ざっくりと

理解できた気がします。

 

「そうそう。そのざっくりと理解する感覚が、

わかればフォトリーディングが出来たようなものですよ」