Mary:ハイ、ナック。SF小説『タイムマシン』について詳しく聞きたいわ。
Nack:オッケー、メアリー。じゃあまず「あらすじ」を紹介しよう。
19世紀末のイギリス。タイムマシンの発明家が、友人たちを前にして信じられない体験を語り始めた。80万年後の世界では、人類は「地上人」と「地下人」に二分されているというのだ……。SF小説の元祖ウェルズの代表作。
Mary:19世紀のイギリスが舞台なのね。
Nack:そうだよ。もう100年以上も前のお話だ。
Mary:「地上人」と「地下人」って設定。ドラえもんにもあったような気がするわ。
Nack:『のび太と竜の騎士』だね。地底人っていう表現だったと思うけど、たしかにそういう話があったね。もしかしたらこの小説の影響を受けているのかもね。
大長編ドラえもん8 のび太と竜の騎士 (てんとう虫コミックス)
Mary:タイムマシンもそうだし。ドラえもんのルーツのひとつかもしれないわ。
Nack:藤子・F・不二雄先生は「SF短編」もいろいろ描かれているから、かなりSFの知識は豊富だと思う。だから、この『タイムマシン』もきっと読んでいるはずだよ。