陰キャのお悩み相談

―なおくん先生、お悩みを聞いてください。

私、クラスで「陰キャ」なのですが、

このままでよいのでしょうか??

 

「いいんじゃない??笑

陰キャの何が悪いの?」

 

―えっ!!?いいんですか?

 

「うん」

 

―なんか、私、暗くて、コミュ障で。

クラスのみんなからバカにされてる気がして。

 

「あぁ、それはつらいね」

 

―だから、それもこれも、私のこの

陰キャな性質が悪いと思ってるんです。

 

陰キャな性質を変えたいと思ってるんだ?」

 

―はい。陽キャな人にすごく憧れます。

私もあんな風になれたら幸せだろうなぁって

思ったりします。

 

「そっかー。じゃあ陽キャになればいいじゃん」

 

―えっ!!?

 

「君さ、最初は『どうしたらいい?』と

聞いてきたけれど。結局自分で答えわかってるんだよ。

陽キャに憧れているんだよね」

 

―あ・・・たしかに。私、最初は、

どうしたらいいのかわからなかったけど。

本当は、陽キャに憧れていたんだ。

 

「なりたいなら、なってみたらいいよ」

 

―どうすればいいんですか??

 

「自分で考えてみなよ。

どうすれば陽キャになれると思う??」

 

―ええと・・・。大声で笑ったり、

ウケる〜、とか、それなっ!とか

そういう言葉を発したり。

えーと、頻繁にLINEでやりたりしたり。

服装を明るめにして、髪を短くして。。

 

「あははは。わかってるじゃん。

自分でそれ、全部やってみたらいいよ」

 

―でも、怖くて勇気が出ません・・・

 

「じゃあ、やめたら?」

 

―えっ!!?

 

「いやいや。怖くてイヤなら

やめといたらいいじゃん。」

 

―それでいいんですか??

 

「いやいや、だってやりたくないんでしょ?」

 

―やりたくない、というわけでは。

 

「どっちなの??」

 

―うーん・・・。怖いけど、やってみたい。

 

「そっかー。そしたらさ、一度、

妄想でもいいから、陽キャになってみなよ」

 

―妄想・・・ですか??

 

「そうそう。ブログとかに書くのもいいよ」

 

―ブログに書くって。どうやって??

 

「自分が陽キャになったテイで、

ブログ記事を書くの。

今日はどこどこへ行って〜、

そんで、だれそれと遊んで〜、

こんな服を着てねーー、

こんなことを思った〜。」

 

―あはは、おもしろそう!ww

 

「それで、その陽キャ

自分のことをどう思ってるか

書いてみたりするのもおもろいよ。」

 

―私のことを??

 

「そうそう。

そんでさー、クラスの陰キャの○○

のことなんだけどーー。

いつも、自分の席で本を読んでて、

すごいなぁって思う」

 

―ええ・・・

 

「自分の本当に好きなことがあって、

自分の世界を持っていて。

周りを気にせずに、一人で好きな

ことをしてる。

私もあんな風になってみたい、

って思うんだーーーっ!!」

 

―そんなーー、風に思われてるの?

 

「わからんwwww

でも、意外とそうかもよ」

 

陰キャのままでもいい気がしてきました

 

「うん。」

 

―ありがとうございました。