こんにちは、なおくんです。
今回のテーマは「中学生で場面緘黙だったぼくのリアルな体験談」です。
場面緘黙って知ってますか?
ざっくりいうと「特定の場面でしゃべれなくなる症状」のことです。
ぼくは小中学生のときに、場面緘黙症のためにしゃべれない子でした。家とかでは普通にしゃべれるのに、学校だとしゃべれなくなる。
今回の記事では、そんな中学生時代の場面緘黙での体験談をお話しようと思います。
【もくじ】
■中学生で場面緘黙だったぼくのリアルな体験談
以下で詳しく説明していきますね。
①場面緘黙でつらかったこと3選
まず最初に「場面緘黙でつらかったこと3選」をお話します。
1.友だちができない
一番つらかったのは友だちができないことでした。完全に友だちゼロ人でしたwww
小学生の頃まではいたんですよ。しゃべれない子でも、わりと仲良くしてくれる子もいました。
でもね、中学に上がったらさ、みんなぼくの相手をしてくれなくなるの。みんな色気づいてきたのかな。変な子だから、相手にしたくないよね。しゃべらないし、つまらないもんね。
もうさ、友だちがいないから学校行くの本当にイヤだったなぁ。休み時間とか、昼休みとか地獄でしたよ。机の上で、頬杖つきながらじーっと時計を見つめていた。ただただ時間が過ぎるのを待っていた。
本当に、休み時間が無限に続いていくような感じがした。あの頃の時間をいま返してほしいわwww 休み時間10分もいらないから、早く帰りたかった。
昼休みも、本当にやることなさすぎてさ。あの時代、スマホもなかったから。まじで暇すぎて!!
2.グループをつくる場面で仲間外れ
これも鉄板ですね!!
音楽の時間とかにあるの。「好きな人同士でグループ作ってパート練習しなさい」みたいな。そんで、みんな3〜4人くらいでグループ作るの。んで、ぼくは椅子に座ったままじーっと動かないの。
そんで、誰にも声をかけてもらえないから。ひとりぼっちで椅子に座ったままうつむいてるの。
あぁ、かわいそう!!!なんの罰ゲームだよwwwって、今なら思いますけどねww先生も、クラスメイトも、なんのフォローもしてくれないの。ほんと、いじめですよ。
あとは、国語だったか社会だかの時間で、「なんちゃら新聞」みたいなものを作りましょー、みたいなのがあって。それも「好きな人同士でグループを作れ」ってなってさ。
いやいや、これやめようよ。好きな人同士ってなんやねん!!って。
で、案の定、ぼくは誰からも声かけられず。そう、場面緘黙でしゃべれないから。基本「受け身」だからね。自分からは声かけることもできないの。
それで一人残って。先生が気を使って他のグループに入れようとするんだけど、ことごとく断られる有様www そんで最終的にクラスのいじめられっ子と組まされることになる。
こんな地獄みたいな学校によく3年間もちゃんと通ったよなwww 本当に偉い。当時の自分偉いよ!!!
3.人生がつねに受け身状態ww
つらかったこと3つ目は、「人生がつねに受け身状態ww」ってこと。
さっきも言ったように、場面緘黙ってしゃべることができないから。誰かからなにか質問されて、首を縦に振る(YES)か、横に振る(NO)でしか意思表示ができない。
どっちでもないときは、首をかしげる。これだけで、中学校生活をやり過ごすのよ。めちゃめちゃハードモードすぎるやろ!!!www
いや、本当によくやっていたよ。当時の自分、まじですごいわww
んでさ、やっぱりそんなだから、すげーバカにされたりもするわけ。バカにされるならまだしも、まぁほとんど相手にもされないですわ。
誰からもいじられもしないっていうwww今とそんなに変わらないかww受け身状態で、自分で選べない。誰かのいいなり。
もうね、小中学生の9年間で、受け身根性が染み付いてしまいました。なので、その後の人生でもどうしても自発的になれなかった。
②場面緘黙でよかったこと
そんじゃ、場面緘黙でよかったことってあるの?
人間観察力が身についた
そうだなぁ、人間を観察できたことかな。
基本的にしゃべらないからさ、人間をじーっと観察していた。いろんな人間がいるんだなぁって客観的によく観察していたと思うよ。
だから、わりと人間観察力はついたかなぁとは思う。かといってそれを活かせているかといったら、全然活かせてないけど。
まぁうさんくさいやつとか、上辺だけ取り繕ってる人間ってのは、だいたい秒で見抜ける。
そのおかげか、今の人間関係にはかなり恵まれている。イヤなやつは近づいてこないからね。
うん、人間観察力が身についたことは唯一の良かったことかな。
ネタとして書ける
あとは、こうして今になってネタとして書けるってこと。当時も、いつかネタにしてやるぅぅって、思っていたけどさ。
結局、こうやって書けるまでに20年以上はかかっているという。いや、でもせっかくだからこれで一冊本を書きたいよ。
いつか本を書いて、電子書籍でもいいや。こ
れで100万円くらは回収したいですわww(安っ!!)
③中学卒業した後に克服できたの?
結論からいうと、克服できました。パチパチパチ〜〜!!!
いや、本当にそれでもめっちゃ時間かかりましたよ。高校生になって環境が変わって、いちおう場面緘黙ではなくなったとは思うけど。
でも、かなり会話はぎこちなかった。んで、油断すると場面緘黙みたいな感じでうなづきや首振りでの意思表示が出てきたりしてた。
あ、ちなみに「場面緘黙」っていう症状は、当時は認識できてなかったからね。そんな言葉、知らんかった。
ただただ、自分が特殊な症状だなぁって思っていて。周りに同じような人だれもおらんくて。本当にすごい不安だったんですよ。
「学校でしゃべれない子」っていう。家ではしゃべれるんだけどね。この症状を知ったのは、大人になってだいぶ経ってから。ネットで調べてわかった。
んで、そうそう、話それちゃったけど。
高校生〜20代前半までは、だいぶコミュ障をひきずっていました。なにしろ9年間、小中学生時代の9年間をしゃべらずに過ごしてきたから。普通の子たちより、9年遅れてのスタートですから。
コミュニケーションの本とかめちゃくちゃ読みまくりましたよ。話し方の本とかより、まずは「聞き上手」になりましょう。みたいな本を読んで、必死に勉強した。
それでだんだん自信がついてね。
あ、そうそう。ブログを書くことも、自己表現の練習のために始めたところありますからね。
克服するための話は長くなるんで、また改めて別記事に書きます。
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とにかく、今ね、中学生の頃に悩んでいるぼくのような人がいたら、伝えたい。
絶対に克服できるから大丈夫!!
そんで、今の経験は絶対に宝物に変わるから。とにかく生きてください。自分の好きなこと、夢中になれることをやって、楽しく生きてください。
まとめ
というわけで、今回は「中学生で場面緘黙だったぼくのリアルな体験談」というテーマでお話してみました。
ポイントをもう一度おさらいすると、以下のとおり。
最後まで読んでくれてありがとう。
そんじゃー!!
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