最初の一文字を丁寧に書こう

今日のテーマは「最初の一文字を丁寧に書こう」です。なんのこっちゃ?と思ったかもしれないですね。これは、小学生のノートメソッドの本などによく書いてあることです。ノートに板書を写すときとか、自分でノートを作るときなど。最初の一文字を、ゆっくり丁寧に書こう、と。そうすると、その後の文字も、落ち着いて丁寧に書けるようになる。だから、全体的にノートがきれいになるんだって。なるほどー。これって、実はいろんなことに応用できるメソッドなんじゃないかなぁって思ったんですよ。たとえばね、書道家さんが言っていたのが、(YouTubeで観た気がする。うろおぼえ。)文字を書くときには、「最初の一画目を」丁寧にゆっくりと書くといいんだって。そうすると、文字が全体的に美しく仕上がる。あとは、ぼくの読書メソッドを紹介すると、最初の5分くらいをあえて「音読」するんですね。音読すると「飛ばし読み」ができないでしょ? ちゃんと文字を一文字ずつ読まないと読めない、と。だから、最初ちょっとゆっくりと音読するんです。それで、本を読むモードに入ったら、あとは黙読でもスラスラと集中して読める。はい、ここまででなんとなくわかりましたね。つまり、最初の一文字、最初の一画目、最初の5分・・・ここを、ものすごく丁寧に集中してやると。そうすると、その後「慣性の法則」のような感じで、最初の集中状態が勝手に持続していく。そんな感じだと思うのです。つまり、逆にいうと、最初から「30分集中しなさい」って言われると、集中したくなくなるじゃん? だから、もう初っ端から、ダラケモードでやっちゃう。そうすると結局のところ、全く集中できないって感じになる。そうじゃなくて。まず1分だけ。1分だけ集中してやってみよう。いや、集中して、だとちょっと曖昧だから、「ゆっくり、丁寧に」ですね。そう。ゆっくり、丁寧に・・・ってのは、集中しよう、ってことなのかもしれません。最初の1分だけ、ものすごく「ゆっくり、丁寧に」を意識してやってみる。そうすると、その後勝手にそれが身体にしみついて、全体的に丁寧になる。そういうことなのかもしれません。だからこれをブログに応用するならば、たとえば、タイトルの1行だけをゆっくり丁寧に入力する。とか。最初の1文目を丁寧に書こうとか。そういう感じでしょうか。日常の家事とか、仕事とか、たぶんあらゆることに応用できるメソッドだと思うから、是非試してみてほしいな。最初の1文字目をゆっくりと。朝の目覚めを丁寧に。最初が肝心ってのは、そういうことなのかもしれません。もちろん、最初のスタートダッシュがうまく行かなかったら、仕切り直しをするのもあり。とにかく、まず最初。最初の1記事目。最初の一文字目。最初の1分。この最初の少しの部分に、全力を注ぐ。そんな感じでやってみるといいんじゃないでしょうか。というわけで、今回は「最初の一文字を丁寧に書こう」というテーマでお話させていただきました。ご清聴ありがとうございます。