はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」
わたしとインターネット
Mary:はい、ナック。今日ははてなブログさんの企画「はてなインターネット文学賞『わたしとインターネット』」というお題でインタビューをしたいと思っているわ。
Nack:わたしとインターネット。か。オーケー。話しましょう。
Mary:といってもテーマが広すぎる気がするから笑。てきとーに雑談しながら話を深めていきましょう。いつもと変わらないわね。
Nack:そうだねwww
インターネットを始めたのはWindows95の時代
Mary:まず、ナックがインターネットに文章を投稿し始めたときのことを教えてほしいわ。いつからネットに文章を投稿し始めたのかしら??
Nack:ぼくがインターネットをやり始めたのは、1995年頃だったと思う。ちょうどウインドウズ95が発売されて、世間がちょっとしたPCブームになって。それに便乗して親にPCを買ってもらった。高校1年生とかそのくらいのことだったと思う。
Mary:へぇー。そのときに初めてパソコンに触ったのね。でも、まだ95年だとネット環境も今とはだいぶ違いそうね。どんな感じだったの?
Nack:そうだね。かなり違ったと思うよ。うーん…なにから話せばいいんだろ。まずね、ダイヤルアップ回線を使ってて。それは、つないでいる間じゅう、ずっと電話料金がかかっている感じ。今みたいな定額制じゃなくって。毎秒、毎秒、ネットにつないでいる間、お金がかかるから。ネット使いすぎて、請求がとんでもないことになる、みたいなニュースがよくやってた気がするw
Mary:今でいう、ガチャの課金みたいな??
Nack:そうそう。たぶんそんな感じかも。子どもがよくわからずにネットにつなぎっぱにしていて、親がめっちゃ電話代払わされる、みたいな。
Mary:ナックはそんなことはしなかったわよね。
Nack:あはは。さすがに、そこまで自覚なくやっていたわけじゃなかったから大丈夫だよ。あ、話がだいぶそれちゃったけど。ネットに初めて文章を投稿したときの話だったよね??
ホームページを運営していた頃の話
Mary:そうね。え、と、…たしかホームページを運営していたんだっけ??
Nack:うん、"運営"ってほど大げさなもんじゃないけど。ジオシティーズっていう無料でホームページを作らせてもらえるサービスがあってね。そこで、ホームページを作成して運営してた。作っては潰してって繰り返して、3〜4個くらいは作ったのかなぁ。
Mary:へぇー。ホームページを作ったのはいつごろ??
Nack:98年くらい。たぶんその前からも作ってたとは思うけど。あんまり詳しくは覚えていない。当時まだ「ブログ」なんてものもなくて、ネットで文章を発表するのは、基本的に自分でホームページ(ウェブサイト、というのが正しいのだけど、当時はみんなホームページと呼んでいたのでそのように表現する)を作って、そこで文章を発表することが一般的だったんだ。
Mary:いまとは全然環境が違うのね。
Nack:そうだね。ホームページを作成するにもタグ打ち(html,css)を自分でやったりする必要があったし、それでなければホームページ作成ソフトを購入しなくてはならなかった。サーバーへのアップロードも自分でやっていたし・・・。ふへぇ。しんどかったなぁ(泣)
Mary:よくそんなことやってたわね。
Nack:そう考えると、書いた文章を秒でアップできるはてなブログは、本当にすごいありがたいサービスだよね。画像だってフリー素材がいくらでも提供されているし。ネットは定額だし。回線も驚くほど早いし。
Mary:本当にそうね。で、文章の話だけど。
Nack:おっとごめん笑。ついつい懐かしくて、昔話に花が咲いてしまうね。ええっと、そうだね。文章は今と変わらないかな。好きなことを書きまくるスタイル。
チャットがしたくてタイピング技術を習得
Mary:タイピングもその頃に覚えたんだっけ?
Nack:うん。タッチタイピングは、ネット初期の頃にはマスターしてた。
Mary:すごいわね。覚えるの結構たいへんだったんじゃない??
Nack:当時、チャットにはまっててさ。チャットってものすごい高速で会話が進んでいくから、タッチタイピングを覚えないと絶対についていけなかったの。だから、チャットを楽しむために、必死でタイピングを覚えたんだ。パソコンに付属していたタイピングソフトで、毎日すげー練習してた。
Mary:それでタッチタイピングを覚えて、チャットを楽しんだと?
Nack:そうだね。手元を見ないでタイピングを出来るようになったおかげで、チャットもスムーズに楽しめるようになった。ネットの向こう側の人たちとリアルタイムでテキストで会話をしたこと、これは本当にめっちゃ楽しかった。そんで、今思えば、ぼくの原点でもあるかもしれない。そのおかげで、タイピングもめちゃくちゃ速くなったもん。しゃべるのと同じ・・とまではいかないけど、まぁ一般の人と比べたら、かなり速く打てると思う。
Mary:会話についていくくらいのスピードでタイピング出来るのは、チャットをしたかったから、ってわけね。
役に立たないと思ってたスキルがほめられた
Nack:そうそう。その頃は、本当にこんなスキル何の役にも立たなかったし、別に自分でも役に立つとは思わなかった。けど、10年後、2007年くらいに、事務系の会社に勤めていた頃に、タイピングスピードが異常に速いって、褒められた。
Mary:わぁー、すごいじゃない。
Nack:うん。ぼくにとっては全然当たり前のことだったんだけど。世間的には、めちゃくちゃ「すごい」ことだったんだ、ってその時に思った。当時ぼくの勤務していた会社では、まぁほとんどの人が手元を見ながらチマチマタイピングをしていてさ。タッチタイピング出来る人でも、そんなに速くはなかった。
Mary:人生、いつなにが役に立つのかはわからないわね。
Nack:そうだね。いま、こうやってブログを何のストレスもなくサクサクと書けるのも、あの頃にチャットで培われたタイピング技術があるおかげだと思ってるよ。
Mary:ほんとうにそうね。こんな長文、なんのストレスもなく書けるものね。
Nack:まぁ、このブログ世界で、タイピング自慢してもなんにもならんけどwww
Mary:ええ。それじゃあ、そろそろいい時間なので。このへんで終わりにしようかしら。
Nack:そうだね。なんだかまだまだ語りたいところだけど、今日はこのへんで。
Mary:ありがとう。